導入事例インタビュー
プリエ導入で業務時間を大幅に短縮、生まれた余裕を丁寧な顧客対応に
会社名:社会保険労務士法人赤岩
屋号:赤岩障害年金サポートオフィス (https://shougai-tokyo.com)
代表者:赤岩幸一さま

70歳直前で開業「人との繋がり」で信頼される社労士へ
社会保険労務士として10年以上障害年金業務に携わられていますが、御社の事務所としての特徴を教えてください
私は大学を卒業して父が経営していた商店で働き始め、その後企業に勤めたあと、社会保険労務士の資格を70歳直前に取得しました。開業してからも、お客様と出会いながら一つ一つの案件に取り組んでいく中で、障害年金の業務を学んでいきました。
事務所の特徴として挙げられるのは「人との繋がり」です。弊社のお客様の8~9割は紹介によるものです。たとえば、就労支援施設や福祉関係の相談窓口から「こういう方がいるのですが、障害年金を受給できるでしょうか?」という相談をいただきます。その際、依頼者のお話を丁寧に伺い、必要な要件を満たしているかどうかを一緒に確認しながら進めていきます。簡単な案件ばかりではありません。むしろ難しい案件が集まりやすいのが実情です。それでもお客様に信頼していただくためには、一つ一つ丁寧にお話を伺い、条件を整えることが大事だと思っています。ただ手続きだけをこなすだけの社労士では信頼を得ることは難しいですし、お客様も「この人に頼みたい」と思ってくれません。ですから、案件ごとにしっかり対応することを心がけています。
これまでお仕事をされてきて、印象に残られているお客様のエピソードなどはありますか
福祉関係のご相談で印象的なエピソードがいくつかあります。その一つに、私が理事を務めている引きこもり支援団体の活動があります。印象に残っているケースは、5~6年前にお母様からご相談を受けた事例です。その時はご本人が「障害年金はまだ受け取りたくない」とおっしゃっていました。「障害者のレッテルを貼られたくない」というご本人の気持ちも強くありました。また親御さんの中にも「うちの子は引きこもっているけれど、障害者ではない」と言って、障害年金の受給を拒否される方がいらっしゃいます。その時も、お母様にはある程度の理解がありましたが、ご本人が納得されず、一度その話は見送りになりました。
ところが、5年ほど経ってから再度相談がありました。その時は、ご本人や親御さんが年齢を重ねたことで将来の生活への不安が出てきて、「収入が全くないのは困る」ということで、障害年金の受給を前向きに考えるようになったのです。最終的に無事受給が決まりましたが、その時は本当に良かったと思いました。もちろん、もっと早く受給できていれば経済的にも楽だったとは思いますが、ご本人や親御さんの気持ちの整理やタイミングが大事ですので、仕方がない部分もあります。
こういったケースは時間がかかることが多いですが、根気強くお付き合いしながら進めていくことでお客様の信頼を得ることができるのだと思っています。
手書き作業から解放、プリエ導入で業務効率が大幅に向上
プリエをご導入されたのは開業数年が経ってからかと思いますが、当時、どんな業務上の課題を抱えておられましたか
当時は、書類作成にかなりの時間がかかっていました。手書きの場合、注意を払ってミスを防ぐ必要があり、それが大変だったんです。請求件数が月に1~2件くらいであれば手書きでも問題ないのですが、3件以上になるとやはり厳しくなってきます。
私の場合、年齢的なこともあり、ミスを防ぎながら仕事を続けるためには効率化が必要でした。手書きの時代は、特に神経を使ってミスが起こらないように注意していましたが、プリエを導入したことで正確性が向上しました。例えば、手書きの場合は住所や氏名を何度も記入しなければなりませんが、プリエを使えば一度入力すればすべての書類に反映されます。この機能のおかげで、繰り返し記入する手間が省け、ミスもなくなりました。
また「病歴・就労状況等申立書」の作成が、当時から一番大変でした。以前は、日本年金機構から申立書をExcelでダウンロードして作成していたのですが、後から修正が必要になると、一列追加するたびに全体をずらす必要があり、とても手間がかかりました。プリエの導入後、一番良かった点は、年月日ごとにデータを自動で並べ替えてくれる機能です。古いデータの間に新しい情報を挿入するのも簡単で、実務時間が大幅に節約できました。たとえば、依頼者が後から新しい病院の情報を思い出したり、追加で情報を提供されたりすることがよくあります。病院ごとに記載が必要なため、途中に情報を追加することが頻繁に発生しますが、その処理が非常に楽になりました。
作業量の変化で言うと、手書きがほとんど必要なくなったことで大幅に業務量が削減されました。以前はすべての書類を手書きとExcelで作成していましたが、今ではほぼシステムで対応できています。
プリエを導入して効率化された時間は、どのように活用されていますか
基本的に障害年金の手続きはすごく神経を使わないといけないので、一生懸命やりすぎるとこちらの方がメンタル不調になってしまうことがあります。そうならないように業務に余裕を持てるようにすることが、プリエ導入の一つの理由でもありました。
書類作成に追われると、面談の時間をできるだけ短くして効率よく進める形になりがちです。しかし、それだと意思疎通がうまくできなかったり、お客様の言いたいことを十分に聞き取れなかったりすることがあります。また、例えば「認定日請求」と「事後重症請求」の違いの説明など、丁寧に行う必要があります。遡って請求ができるかどうかは、ご本人にとっても非常に重要です。初めての依頼者には特に分かりにくい部分で、認定日が何なのかから始めて丁寧に説明しないと、後でトラブルになってしまうこともあります。同じ説明をするにしても、丁寧で納得できる内容にするには時間がかかります。そのため、書類作成の時間を減らし、こういった説明や利用者対応に余裕を持てることが非常に重要です。
また書類に追われすぎると、自分のキャパシティを超えてしまい社労士自身がメンタル不調になることがあります。実際、そうなってしまう社労士さんも少なくありません。特に社労士は真面目な人が多いので、しっかりやろうと思えば思うほど精神衛生のことも考えて仕事を進める必要があります。そうした意味でプリエ導入後は、効率化で得た余裕の時間を活用しながら、適切に業務に対応できるようになったと思っています。
貴重なお話をありがとうございました。また今後ともよろしくお願いします!
導入事例一覧にもどるプリエの無料デモを
ぜひご体験ください
業界初の障害年金業務システム「プリエ」は、
全国の社労士様の負担軽減を願って誕生いたしました。
ぜひ一度、実際にシステムをご体験ください。

お電話からもお気軽にお問い合わせください。